テーマが決まればそれを表現するのに適した設定を考えます。時代背景や地域、作中人物の人数や性格。思いつく限り詳細に考えてください。
曖昧な設定で作品を書き進めると嘘臭く陳腐な作品になってしまいます。しっかりとした設定は作品にリアリズムを与えます
星新一の近未来ショートショートなど曖昧な時代設定ですが、これは「読み手」に作品世界の時代背景を自由に想像させるというやり方で、これはこれで根拠を持ってしっかりと「曖昧に」設定しているのです。
書き手が30年前の話なのか100年後の話なのか認識しないまま作品を書き進めたら必ず矛盾が出てきます。
作中人物の性格があやふやであれば会話文や行動で、おかしな点が出てきたりします。

短編小説の設定で特に気をつけるのは作中人物を最小人数にするということです。少ない文章で構成する以上無駄な作中人物を登場させる余裕はありません。
出来る限り人数を絞った形で作品を構成するようにしましょう。

設定はなるべく詳細に考えた方がいいのですが、それを全て文章にして作中で表現する必要はありません。
「書き手」が設定を認識して書き進めれば、自ずと文章にそれがにじみ出てきます。
わざとらしく設定を表に出さずに、自然に作品世界を表現するよう心がけましょう。

例えば昭和40年代の大阪の話だということを表すのに
・昭和45年の夏に大阪の家に戻ると、居間で母が私の帰りを待っていた。
と書くより
・大阪万博から戻ると、居間で母が私の帰りを待っていた。
と書いた方が自然な感じがします。

設定はあまり露骨には書かないようにします。

☆ Step2のまとめ:「作中設定は自然に」



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